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岸田文雄首相は12日、前駐日米大使のハガティ米上院議員と官邸で会談した。ロシアのウクライナ侵攻のほか、中国や北朝鮮の問題について意見を交わした。ハガティ氏は会談後、記者団に、日本、米国、オーストラリア、インド4カ国による協力枠組み「クアッド」の首脳会合の日本開催をめぐり、「来月下旬に(バイデン)米大統領がこちらに訪問する」と述べた。
ハガティ氏はバイデン氏の訪日に関し、「日本との〝絆〟の強さを明確に示すいい仕事ができると確信している」と述べた。
米欧と協力して対露制裁を講じる日本の対応については、「最も広範にわたる制裁に協力をしていただき大変うれしく思う」と述べた。その上で、「われわれはウクライナで残虐行為が行われている様子を目の当たりにしている」と指摘。「ウクライナで起きている人権問題に大変失望している」として、同国での人権問題への対応について「首相に直接要請した」と明かした。
会談にはエマニュエル駐日大使らが同席した。ハガティ氏は、「新しいリーダーシップの下、両国関係がさらに強化されることを望む」として、自身の後任大使に期待を示した。
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