若者を中心にブームとなっている昭和レトロ。西武園ゆうえんちでは令和3年、昭和の街並みが広がる「夕日の丘商店街」がオープンした。来園客が住民たちと共に歌って踊って楽しめるイベントが人気だ。

西武園ゆうえんちで行われている「夕日丘住人大集合 商店街名物 ブギウギ祭」=4月20日午後、埼玉県所沢市(鴨志田拓海撮影)
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近年、昭和レトロが若者を中心にブームとなり、純喫茶など昭和の雰囲気を楽しめるスポットが注目されている。


西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)もその一つ。令和3年5月、「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をコンセプトにリニューアルし、その目玉として全長150メートルの通りに昭和の街並みが広がる「夕日の丘商店街」がオープンした。


商店街では、昭和の装いをまとった“住民”たちによって大小さまざまなイベントが繰り広げられている。なかでも「夕日丘住人大集合 商店街名物 ブギウギ祭」は、来園客が住民たちと共に歌って踊って楽しめる人気イベントだ。
今年3月には、新しいイベント「みんなで大行進!ハイカラパレード」も始まった。パレードや、ステージでのパフォーマンスを楽しめる。

また同園では開業75周年及び昭和100年を記念した「昭和100年大祭典」が4月26日から始まり、初日には歌手で俳優の松平健さんが登場して話題となった。

昭和を懐かしむ中高年や、昭和を知らない若者たち-。昭和100年の節目の年に、商店街は様々な思いを抱いた人たちで賑わっている。

筆者:鴨志田拓海(産経新聞)
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