高市早苗首相とトランプ米大統領が東京・元赤坂の迎賓館で会談した。日米の両首脳が安全保障や経済安全保障、通商の分野での協力を確認し、強固な同盟関係を内外にはっきりと示したことを評価する。
Editorial Board, The Sankei Shimbun
ロシアが不法占拠する北方領土の無人島に、露政府が歴史上有名な正教司祭2人にちなむ名称を付けるとの政令を出した。勝手に付けた島名を直ちに取り消し、北方領土から出ていくべきだ。
国連が創設80年を迎えた。国連の機能に限界はあるが、国際社会のさまざまな問題を話し合う場として重要な存在。日本は、自由と民主主義などの価値観を共有する同志国などと連携し常任理事国入りを目指すべきだ。
高市早苗首相が臨時国会で、就任後初めてとなる所信表明演説を行った。注目点の一つに安全保障政策がある。日本が主体的に防衛を充実させていく姿勢を示したことを評価したい。
高市早苗首相は自民党総裁選中、拉致問題について「あらゆる手段を通じて全ての被害者の一括帰国に向けて心血を注ぐ」と訴えていた。言葉通りの熱量ある行動を求める。
衆参両院の首相指名選挙で自民党の高市早苗総裁が選出され、第104代首相に就任した。女性首相は憲政史上初めて。
令和7年度の文化勲章に、心臓血管外科学の川島康生氏が選ばれた。国内外の心臓病の子供たちを救うため、産経新聞が提唱する「あけみちゃん基金」では長く運営委員長を務めた。
大西洋を航行する不審な石油タンカーがフランス当局に拿捕された。ロシアが制裁逃れに使う「影の船団」の一隻と判明。中国籍の船長が起訴され、来年、司法判断が下される。
日本最大の火力発電会社JERAが、米アラスカ州で産出される液化天然ガス(LNG)の調達を検討している。米国からのLNG調達量を増やすことは、日本のエネルギー安全保障や日米関係の強化に資する。
自民党と日本維新の会が、連立政権樹立に向けた政策協議を続けている。正式合意すれば、維新は首相指名選挙で、自民の高市早苗総裁に投票する方針だ。
大阪・関西万博が閉幕した。開幕前の低調に終わるとの予想を覆して活況を呈したことは、成功といってよいだろう。
インドで予定されている日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合が見送られる可能性があるとインドのメディアが報じた。米印関係の冷却化が最大の原因とみられるが、中国を抑止するため、クアッドを支える米印関係を後退させてはならない。

