中国の国連次席大使が「沖縄の人々ら先住民族に対する偏見と差別をやめよ」と述べ、日本政府を批判した。中国政府は、事実に反し日本の内政に干渉する次席大使の発言を撤回すべきである。
Editorial Board, The Sankei Shimbun
高市早苗政権が最重要課題の一つに掲げている外国人政策の取り組みが始まった。高市首相は、一部外国人の違法行為やルール逸脱に国民が不安や不公平を感じていると指摘。日本の国の形に関わる重大事に、政府を挙げて対応してもらいたい。
地球温暖化の防止策を協議するCOP30がブラジル・ベレンで開かれる。ドイツでのCOP1から30年、京都議定書の発効から20年、現行のパリ協定採択からは10年となる今回は、COP史上における主要な節目に当たる。
米大リーグのワールドシリーズはドジャースがブルージェイズを破り、連覇を達成した。MVPは、4勝のうち3勝を挙げたエース、山本由伸が獲得した。
スポーツに医学、歌舞伎、化学、服飾デザイン、民俗学、美術など多彩な分野から今年も文化勲章の受章者が選ばれた。各分野のさらなる発展に尽力していただきたい。
クマによる人身被害が深刻化している。高市早苗内閣は、環境省などによるクマ対策の閣僚会議を開いた。自治体との連携を密に取りながら、政府を挙げて包括的なクマ対策に取り組んでもらいたい。
高市首相の経済成長路線に海外投資家らが目を向け、東京市場の株式相場を押し上げた。「高市トレード」と評される。
訪問先の韓国で高市早苗首相と中国の習近平国家主席が初めて会談した。首相には、日本と地域の平和と安定、繁栄を守る対中外交を期待したい。
トランプ米政権がロシアの石油大手2社を経済制裁の対象に加えた。日本は、LNG調達に支障が生じることがないよう、官民で備えを進めておく必要がある。
高市早苗首相とトランプ米大統領が東京・元赤坂の迎賓館で会談した。日米の両首脳が安全保障や経済安全保障、通商の分野での協力を確認し、強固な同盟関係を内外にはっきりと示したことを評価する。
ロシアが不法占拠する北方領土の無人島に、露政府が歴史上有名な正教司祭2人にちなむ名称を付けるとの政令を出した。勝手に付けた島名を直ちに取り消し、北方領土から出ていくべきだ。
国連が創設80年を迎えた。国連の機能に限界はあるが、国際社会のさまざまな問題を話し合う場として重要な存在。日本は、自由と民主主義などの価値観を共有する同志国などと連携し常任理事国入りを目指すべきだ。

