参院選で、日本維新の会が比例代表に擁立した新人で中国出身の評論家、石平氏の当選が確実となった。石平氏は中国と精神的に決別、2007年に日本国籍を取得した。
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当選が決まった石平氏(南雲都撮影)

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7月20日に投開票された参院選で、日本維新の会が比例代表に擁立した新人で中国出身の評論家、石平氏(63)の当選が21日、確実となった。立候補を巡って受けた誹謗中傷にも「屈しない」として臨んだ選挙戦だった。

石平氏は1962年、中国・四川省生まれ。天安門事件(89年)をきっかけに中国と精神的に決別し、2007年に日本国籍を取得した。

中国の天安門事件の犠牲者を悼み、ロンドン中心部を練り歩く人々=6月4日(共同)

選挙戦では「日本を守るため」として、憲法改正や対中外交見直し、帰化制度の厳格化、移民の大量流入阻止などを訴えた。

今年2月に一度、維新から出馬を表明したが自身への誹謗中傷などを理由に取り下げ。その後「誹謗に屈してはならないと思った」として出馬に踏み切った。

改めて出馬を表明した6月、出馬理由について、石破茂政権の対中政策を念頭に「日本の政治は対処できておらず、とても見ていられない。自分がやるしかない」と強調。維新からの出馬については、「自身の考えと党の方針が一致している。吉村洋文代表(大阪府知事)にも、中国の覇権主義が日本にとって脅威であることなどの考えに共鳴していただいている」と語っていた。

(産経新聞)

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