米ニューヨークの国連本部で「第7回国連水と災害に関する特別会合」が開催され、天皇陛下がビデオでお言葉を寄せられた。

「第7回国連水と災害に関する特別会合」に寄せたビデオで、お言葉を述べられる天皇陛下=7月3日午後、皇居・御所(宮内庁提供)
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米ニューヨークの国連本部で7月8日(日本時間8~9日)、「第7回国連水と災害に関する特別会合」が開催され、天皇陛下がビデオでお言葉を寄せられた。
陛下は英語で「安全な水と衛生のアクセスには、人々の過去から現在に至るまでの様々な協力とパートナーシップが欠かせません」と指摘し、国内で江戸時代から使用されている分水施設や、令和5年に訪問したインドネシアの砂防技術センターなどを資料や写真を用いてご紹介。
その上で、気候変動による水災害や渇水などへの対応について「様々なレベルでの協力とパートナーシップを進めることの可能性に一人一人が気付き、行動を起こすことが今こそ求められているように思います」とメッセージを寄せられた。
陛下は「水」問題の研究をライフワークとされている。皇太子時代、国連本部で開かれた特別会合に出席して基調講演しており、その後もビデオやオンラインでご参加。公式訪問されたモンゴルでは、首都ウランバートルの水の供給源であるガチョールト水源などに足を運ばれた。
(産経新聞)
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