2025年大阪・関西万博で、大阪府市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」(大阪館)が完成し、内部が報道陣に公開された。ゲームやARなどを通じて、楽しみながら命や健康への向き合い方を考えることができる。
COHOBGUD65KBFFYUD5XPEYVNQM

ミライ人間洗濯機を体験した大阪府の吉村洋文知事(右)=3月23日午前、大阪市此花区の夢洲(川村寧撮影)

This post is also available in: English

4月13日に開幕する2025年大阪・関西万博で、大阪府市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」(大阪館)が3月23日完成し、内部が報道陣に公開された。ゲームや拡張現実(AR)などを通じて、楽しみながら命や健康への向き合い方を考えることができる。

大阪館の目玉は、未来の都市生活を体験できる「リボーン体験」。来館者は、センサーやカメラで髪や肌、視覚、筋骨格、心血管などを測定し、データをもとに生成した25年後の自分のアバター(分身)とともに、健康や美容、食、交通など、さまざまな未来の暮らしを疑似体験できる。

Inside the Osaka Healthcare Pavilion

1970年大阪万博で人気を博した「人間洗濯機」の次世代機「ミライ人間洗濯機」も展示する。微細な泡で毛穴の奥まで洗浄できるほか、健康状態が可視化できるという。

この日は、大阪府の吉村洋文知事が第1号として同機で入浴、「とても気持ち良かった。介護などで実用化できたらおもしろい社会になる」と話した。

Osaka Governor tries the human washing machine.

ヘルスケアパビリオンについて「素晴らしいパビリオンに仕上がった。ぜひ肌で感じてもらいたい」と述べた。

「ミライのヘルスケアゾーン」に出展された椿本チエインの「カラダ拡張スーツ」=3月23日午前、大阪市此花区の夢洲(川村寧撮影)

同パビリオンでは府内の約440の中小・新興企業が週替わりで展示。ロボットが調理する料理やドリンクも楽しめる。併設するシアター「XD HALL」では、ARデバイスを使用し、カプコンの人気ゲーム「モンスターハンター」の世界に没入できる体験もある。

タカラベルモントが出展した「量子飛躍する美の世界」=3月23日午前、大阪市此花区の夢洲(川村寧撮影)

筆者:石橋明日佳(産経新聞)

This post is also available in: English

コメントを残す