JAPAPN Forward懇親会で、片山さつき大臣を囲む参加者たち(三尾郁恵撮影)
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新年は、飛躍の年にしようー。JAPAN Forward(JF)は12月3日、東京都内でサポーターたちと懇親会を開き、さらに進化していくメディアとして新たな戦略を発表した。会には、JFと、環境に特化したウェブサイト、Japan 2 Earth(J2E)の両方のサポーターのほか、パートナー企業や地方自治体などから約100人が参加。片山さつき財務大臣を来賓に迎え、参加者たちは「強い日本をつくろう!」と声を上げた。

世界の安定に貢献する
JFの太田英昭代表理事は、初めに「日本の素顔を、世界の人々に理解してもらい、信頼してもらえば世界の安定につながると夢のようなことを考えて始めた」と9年前にJFを設立した動機を振り返った。

そのうえで、JFが安全保障や歴史認識、エンタテイメントからクジラ問題、先端テクノロジーなど多領域にわたり、毎日英語で世界に発信することで、「米国のワシントンでもしっかり認知されるメディアになってきた。アジアの国から頼られる豊かな国を目指し、世界の安定に貢献するメディアに育てていきたい」と、来年、創設10年目に突入するにあたって抱負を熱く語った。
産経新聞の近藤哲司社長は「昨今の国際情勢をみれば、いかに英語で日本のリアルを発信することが重要かがわかる。JFのますますの活躍に期待し、支援していきたい」と語った。

「強い日本をつくろう」
来賓代表として登壇した片山さつき財務大臣は「補正予算は約18兆円と新型コロナ下を除き、最大の積極財政となった。水ぶくれ予算ではなく、経済を強くするために必要だから、危機管理投資や成長投資を行っている」と述べた。具体的にはAIやロボティクス、特に船舶の分野を重視する考えを示したうえで、「我々は勝負に出る。成長力や危機管理への投資は強い日本を作る第一歩となり、これまでの内閣ではなかったことだ」と語った。
「日本は投資してよい国になる」と熱く語った後、「JAPAN Forwrdは日本を引っ張る保守の中心メディアだ。強い日本を一緒につくっていきたい」と訴えた。
安全保障からソフトパワーまで発信
次いで、JFのストラテジー担当者が「動画制作149本、総視聴回数78万回、総再生時間2万2574時間と、SNSや動画で発信してきた」などと2025年の成果を報告。新たな試みとして、人気作家で弁護士でもある牛島信氏の動画コンテンツ「コーポレートプレイブック」を開始したことや、英語で発信する若者を支援する企画「ignite」を始めたことも紹介した。

自由で開かれたインド太平洋(FOIP)に関連するコンテンツにも力を入れており、米国の保守シンクタンク・ハドソン研究所と連携していることや、動画ポットキャスト番組「TOKYO OUTPOST」には、小池百合子都知事ら著名人のインタビュー動画などを配信してきたことも紹介した。
安全保障だけではなく、日本酒の獺祭などのカルチャーやソフトパワー・コンテンツなど幅広い分野で情報発信。日本国内よりもインド、米国など世界全体からアクセスがあり、年齢層も25~34歳が約4分の1を占め、若者にアピールできていることに言及した。
内藤泰朗・編集長は「我々はメディアとしてどんどん進化しており、強い日本をつくる一翼を担いたい」と来年設立から10年目を迎えるにあたり、さらに飛躍することを誓った。
(JAPAN Forward)
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