西武池袋線江古田駅の近くにある「猫居酒屋 赤茄子」。看板に掲げられた「猫居酒屋」といううたい文句にひかれ店内に入ると、ネコと酒を愛する人たちにとっての〝天国〟が待っていた。
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東京・江古田の居酒屋「赤茄子」の店内。猫の「のんちゃん」がキャットウオークでくつろいでいた(安元雄太撮影)

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西武池袋線江古田駅の近くにある「猫居酒屋 赤茄子」(東京都練馬区)。看板に掲げられた「猫居酒屋」といううたい文句にひかれ店内に入ると、ネコと酒を愛する人たちにとっての〝天国〟が待っていた。

「猫居酒屋 赤茄子」の外観(安元雄太撮影)

「うちの売りはネコ」

出迎えてくれたのは、それぞれ茶トラのオスの「ちーちゃん」(14)と「のんちゃん」(13)、三毛のメス「たびちゃん」(13)。

ちーちゃん(安元雄太撮影)
(左から)のんちゃん、たびちゃん(安元雄太撮影)

3匹とも人に慣れているので、どれだけなでられても逃げるようなことはない。「うちの売りはネコです」と、ホール担当で「猫の召使い」を自任する茶々さん(55)も断言する。

昨年3月、12年間続いていた「初代」の赤茄子を、茶々さんが前オーナーからネコごと引き継ぎ新装開店。リニューアルに伴い、歩いている姿を下から観察できる透明なキャットウオーク「肉球ロード」や、ランウェーを模した「ニャンコレロード」を新たに設置した。

ニャンコレロードにお座りする「たびちゃん」(安元雄太撮影)

看板メニューは「ニャポリタン」

居酒屋だけあって、メニューも豊富。ネコの顔をした「ニャンピザ」や「ニャポリタン」といったオリジナルメニューに加え、冷奴やだし巻き卵などの定番、旬の食材を使った料理も取りそろえている。

名物料理「ニャポリタン」(安元雄太撮影)

「ネコとお酒の両方を売りにしている場所はあまりありませんよね。料理も力を入れているので、楽しんでください」と、料理担当の日下栄司さん(60)は胸を張る。

常連客と遊ぶ「ちーちゃん」(安元雄太撮影)

客層は幅広いが、7割ほどは女性客で、カップルや夫婦での来店も多いという。茶々さんは、「ネコ好きはいい人ばっかり。いいお客さんに恵まれて、楽しく働いています」と笑顔。

近くに住んでいることもあり、週に2、3回訪れるという司法書士の佐藤裕介さん(47)は、「ここで飲んで他に行って、またネコに会いたいと帰ってくることもあります。来れば来るほどなついてくれてうれしいです」と話した。

ランウェーを模した「ニャンコレロード」(安元雄太撮影)

筆者:安元雄太(産経新聞)

■猫居酒屋 赤茄子
東京都練馬区旭丘1の77の2。西武池袋線江古田駅から徒歩1分。営業時間は平日が午後5~11時、土日・祝日は午後2~11時。火水定休。【問】03-6915-3166

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