手作りの個性豊かな「はりぼて」で知られる「第69回阿佐谷七夕まつり」が、東京都杉並区の阿佐谷パールセンター商店街で始まった。

多くの人でにぎわう阿佐谷七夕まつり(三尾郁恵撮影)
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手作りの個性豊かな「はりぼて」で知られる「第69回阿佐谷七夕まつり」が8月7日、東京都杉並区の阿佐谷パールセンター商店街で始まった。

七夕まつりで有名な仙台や平塚では、華やかな七夕飾りが街を彩るが、阿佐谷では七夕飾りに加えて、はりぼてがアーケードに所狭しと吊るされ、訪れる人の目を楽しませている。

阿佐谷七夕まつりのはりぼては、昭和29年の第1回から展示されている。当時、くす玉や吹き流しとは違う目新しい飾りがあるほうが、客が喜ぶのではないかというアイデアのもと、青森の「ねぶた」から着想を得て制作したという。
それから毎年、商店街の店主らが、子供に人気のキャラクターを模したり、その年の世相を反映させたりしたユニークなはりぼてを制作し、祭りを盛り上げている。

今年、注目を集めているのはドラゴンボールとお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹がコラボしたはりぼて。フリーザの両サイドには戦闘服を身にまといスカウターを装着した阿佐ヶ谷姉妹がまるでザーボンとドドリアのように寄り添っている。訪れた人たちは「阿佐ヶ谷姉妹だ!」とうれしそうに写真を撮っていた。
阿佐谷七夕まつりは11日まで開催される。

筆者:三尾郁恵(産経新聞)
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