自民党会派に元維新の会の3議員が加わり、衆院の過半数に達することとなった。衆院側では与党だけで予算や法律の成立を可決できることになる。
斉木武志氏、守島正氏、阿部弘樹氏
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衆院会派「改革の会」に所属する3議員が11月28日にも自民党会派に加わることが分かった。現在の衆院の会派別勢力は自民党・無所属の会196、日本維新の会34で与党は計230だが、3人が加わることで衆院(定数465)の過半数(233)に達する。複数の関係者が明らかにした。
自民を中心とする政権与党は昨年10月の衆院選で過半数割れに陥っていたが、約1年ぶりに衆院過半数を回復する。これまで予算や法律の成立には野党の協力が欠かせなかったが、衆院側では与党だけで可決できる。ただ、参院では少数与党のままで、引き続き多数派工作を進める構えだ。

改革の会は、維新から除名処分を受けた衆院議員の斉木武志=比例北陸信越、守島正=大阪2区、阿部弘樹=比例九州=の各氏。自民の協力要請を受けて、今年10月の首相指名選挙で自民の高市早苗総裁に投票した。
(産経新聞)
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