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日本の「保守」とは何か。急進主義に立たず一歩一歩、着実に物事を改善していく漸進主義だ。
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平成元年2月の「大喪の礼」。葬場殿に向かう昭和天皇の霊柩を乗せた葱華輦(そうかれん) =東京・新宿御苑

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自民党総裁選で保守とは何かが議論になった。私は、先祖たちが築いてきた伝統と文化を大切にするという縦軸と、普遍的な価値観である文明を果敢に取り入れるという横軸の交わる地点で、急進主義に立たず一歩一歩、着実に物事を改善していく漸進主義が保守だと考えている。

わが国はこのような保守の立場を堅持してきた。古代では中国文明を取り入れながらも易姓革命を排してわが国独自の皇室を中心にした国体を維持発展させた。明治維新では西欧に始まった近代文明を取り入れながらも、国体を維持して非西欧圏で初めて憲法を作り立憲君主制を確立した。この2つこそわが国が保守の立場から国造りをしてきた証しだ。

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筆者:西岡力(麗澤大学特任教授)

2025年10月17日付産経新聞【正論】より

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