国際通信を支える必須のインフラとなった海底通信ケーブルの防御は大きな課題となっている。日本ではNTTグループの海底ケーブル敷設船「きずな」が保守や修理にあたっている。
NTTグループの海底ケーブル敷設船「きずな」=長崎市
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国際通信を支える必須のインフラとなった海底通信ケーブル。海外では悪意のある攻撃で切断されたとみられる事案も相次いでおり、その防御は大きな課題だ。離島の多い日本は国内ケーブルだけで約500本あり、総延長は約1万8千キロに及ぶ。国内ではNTTグループの海底ケーブル敷設船「きずな」が保守や修理にあたっている。母港の長崎港(長崎市)に停泊中の同船に10月中旬、桜井淳船長の案内で乗船した。
ビル8階分に相当する船
きずなは総トン数8598トンで、全長109メートル幅20メートル。太平洋や日本海、フィリピン海などで活動している。後部に資材を積めるように操舵(そうだ)室や居住部は前方に集中しており、船底から最上部まではビル8階分に相当する。「トラックのような形だな」というのが第一印象だ。
筆者:高木克聡(産経新聞)
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