大阪空港の滑走路に着陸する航空機を間近で撮影できるスポットとして整備が進められていた「豊中つばさ公園『ma-zika』」が一部開園し、多くの航空ファンや家族連れらでにぎわっている。
KNATAYAM5FJSBMG2NCFLXCSNHU

ベンチなどが設けられた千里川土手をかすめるように飛ぶ航空機=9月13日、大阪府豊中市(格清政典撮影)

This post is also available in: English

大阪空港の滑走路に着陸する航空機を間近で撮影できるスポットとして、滑走路南東の千里川土手付近で整備が進められていた「豊中つばさ公園『ma-zika』」(大阪府豊中市)が一部開園し、多くの航空ファンや家族連れらでにぎわっている。令和9年3月の全面開園に向け、バーベキュー場や体験農場の整備も進められており、休日のお出かけ先としてさらに注目を集めることになりそうだ。

公園は、空港南東の原田緑地(約6ヘクタール)を整備する形で9月12日に一部が開園し、全国有数の航空機撮影スポットとして知られる千里川土手に隣接。屋根付き展望広場からは、滑走路に着陸する航空機の様子を見学、撮影できる。

着陸直前の航空機を見学、撮影するために豊中つばさ公園の展望広場を訪れた人々=9月13日、大阪府豊中市(格清政典撮影)

千里川土手は、米国の大手旅行サイト「トリップアドバイザー」から高い評価を受け、多くの見物客が訪れるようになった。

市はこのエリアを観光エリアとして開発することとし、約3年前から公園の整備を進めてきた。

府と市、空港運営会社の「関西エアポート」は、土手の一部について舗装工事を実施。滑走路が一望できるベンチも設けた。

豊中市の長内繁樹市長は「かつては騒音問題などで疎まれていた空港が、現在では多くの人に愛される空港に変貌(へんぼう)した。貴重な観光スポットであり、多くの人に楽しんでほしい」と話している。

筆者:格清政典(産経新聞)

This post is also available in: English

コメントを残す