
59歳のお誕生日を前に、秋篠宮さまとともに写真撮影に応じられる秋篠宮妃紀子さま=8月22日午前、東京都港区の秋篠宮邸(宮内庁提供)
This post is also available in: English
秋篠宮妃紀子さまは9月11日、59歳の誕生日を迎え宮内記者会の質問に文書で回答された。6日に成年式を迎えられた悠仁さまの成長への喜びや期待、支えてくれた人々への謝意をつづられた。
筑波大で学びつつ、宮中の祭祀や公的活動にも取り組まれるようになる悠仁さまに「多様な経験をしながら視野を広げる機会を積極的に持ってほしい」と期待された。

悠仁さまの成年式は昭和60年に秋篠宮さまが臨まれて以来、40年ぶり。紀子さまによると、当時を知る職員はほとんどいなかったといい、「資料を紐解き、有職故実の専門家などのお話を伺い」ながら、手探りでの準備を進めたことを明かされた。悠仁さまも打ち合わせや準備の中で試行錯誤を重ねられていたといい、「責任と務めを感じたようです」と振り返られた。
また悠仁さまは今春、運転免許証を取得されたとご言及。秋篠宮さまが長年、愛用されてきた乗用車「ビートル」の助手席に秋篠宮さまを乗せ、悠仁さまがハンドルを握られ、お二方でお住まいの宮邸(東京都港区)がある赤坂御用地をドライブされることもあるとつづられた。
6月にブラジルを公式訪問するなど幅広く活動される次女、佳子さまについては「心強く思っております」と語られた。
また米国在住の長女、小室眞子さんが今春、出産したことに「よいタイミングで日本を訪れてくれたら」と初孫誕生への喜び、幸せを願われた。

秋篠宮さまとのご結婚35周年を迎え「大人になった子どもたちの姿を見ると、ここまでの年月を宮さまとともに過ごしてきたことをありがたく思います」とも記された。
また、紀子さまはこの1年の印象的な出来事に被爆地の広島訪問や、能登半島地震の復興に取り組む石川県訪問などを挙げられた。戦後80年の節目に、広島では改めて被爆者らの話を耳を傾け、原爆で破壊された遺構などを訪ねたことを振り返り、「身近な場所に今もなお戦争の記憶をとどめるものがいくつもある」と、述べられた。
(産経新聞)
This post is also available in: English