5月14日に発生した航空自衛隊のT4練習機墜落事故で、自衛隊は5月16日、現場となった愛知県犬山市のため池「入鹿池」で、乗っていた隊員2人の捜索を続けた。

空自T4練習機が墜落した入鹿池を捜索する自衛隊員=5月16日午前7時41分、愛知県犬山市
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5月14日に発生した航空自衛隊のT4練習機墜落事故で、自衛隊は5月16日、現場となった愛知県犬山市のため池「入鹿池」で、乗っていた隊員2人の捜索を続けた。県警と地元消防も再開。離陸後間もなく突発的なトラブルが発生した可能性があり、空自は事故原因の特定を急いでいる。

中谷元・防衛相は16日の閣議後記者会見で捜索状況などを説明。
現場では、自衛隊が民間のボートも使って池全体を行き来しながら隊員2人の手がかりを捜した。潜水士も投入し、上空からはヘリコプターなどで捜索に当たった。

14日午後3時6分ごろ、井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)が乗った機体が、所属先の新田原基地(宮崎県)に向け小牧基地(愛知県)を離陸。1分程度は安定して飛行していたが、右旋回中に高度が約1400メートルから急低下した。離陸から約2分後、レーダーから機影が消えた。緊急事態の宣言は確認されていない。
(産経新聞)
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