トヨタ自動車が公表した中間連結決算では、北米地域の営業損益が1341億円の赤字となった。米政権の高関税政策の影響で、負担の重さが浮き彫りとなった。
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トヨタ自動車は11月5日、2026年3月期の本業のもうけを示す連結営業利益の見通しを従来予想比2千億円増の3兆4千億円に引き上げた。ただ、同日公表した25年9月中間連結決算では、トランプ米政権の高関税政策の影響で北米地域の営業損益が1341億円の赤字だ。中間期の北米の営業赤字は金融危機当時の08年以来17年ぶりで、トランプ関税の負担の重さが浮き彫りとなった。
損益分岐台数が大幅に上昇
「足元では(もうけが出る水準を示す)損益分岐台数が大幅に上昇している」
筆者:池田昇(産経新聞)
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