ロシア極東・カムチャツカ半島付近で、M8・7の地震が発生した。米アラスカからカムチャツカ、日本の太平洋岸は太平洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むことから過去にも大規模地震が発生してきた。
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津波が押し寄せた千島列島北部パラムシル島セベロクリーリスクの海岸とされる画像(ロシア紙イズベスチヤの通信アプリより。7月30日に投稿された)

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北海道にも津波警報が発令され、JR函館駅では全ての列車の運行が中止された。立往生した観光客に避難を呼びかける警察官=7月30日午前、北海道函館市(桐原正道撮影)

ロシア極東・カムチャツカ半島付近で7月30日午前8時25分ごろ、マグニチュード(M)8・7の地震が発生した。米アラスカからカムチャツカ、日本の太平洋岸は太平洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むことから過去にも大規模地震が発生してきた。カムチャツカでは1952年にも2011年の東日本大震災と同規模の地震が発生し、日本国内でも家屋浸水の被害が多数発生した。

カムチャツカ半島付近では20日にもM7・5の地震が発生するなど直近10年でM7以上の地震が今回を含め6回発生した多発地帯。過去最大のものは1952年11月5日午前1時58分ごろ発生し、Mは8・2だった。ただし、米地質研究所の統計によれば、地震波の周期や振幅を加味したモーメントマグニチュード(Mw)は9・0に達し、1900年以降では東日本大震災と同じ過去4位タイの規模とされる。

北海道にも津波警報が発令され、JR函館駅では全ての列車の運行が中止された。立往生した観光客に避難を呼びかける警察官=7月30日午前、北海道函館市(桐原正道撮影)

内閣府によると、当時の地震では千島列島に最大18メートルの津波が発生。日本でも宮城県沖などに3メートルの津波が来襲した。約1200軒の家屋に浸水被害が出た。

(産経新聞)

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