東京に停泊中の英海軍最大規模の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」で、一般向け艦内特別見学ツアーが開催された。

一般向け艦内特別見学ツアーが開催された、英海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」=8月31日、東京都江東区(三尾郁恵撮影)
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東京に停泊中の英海軍最大規模の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」で8月31日、一般向け艦内特別見学ツアーが開催された。
約4万人の応募者の中から選ばれた約90名が航空管制を行う艦橋内部の「FLYCO(フライコ)」や甲板に並ぶF35B戦闘機などを見学した。
また、28日には報道陣を横須賀から東京までの航行に同乗させており、反り返った甲板、ラウンジや食堂など、さまざまな施設を公開した。
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英国は安全保障面でインド太平洋地域への関与を強めており、市民交流を通じて日英防衛協力をさらに推進する狙いだ。空母はカナダやノルウェーなどの艦艇も参加した打撃群の中核で、4月に英国を出港。8月、西太平洋で自衛隊や米軍と共同訓練を実施した。

英国は欧州連合(EU)離脱後、安保や経済分野での活路をインド太平洋地域に求め、存在感を高める戦略を推進。日本やオーストラリアなど同地域の友好国との防衛関係強化を図っている。
打撃群司令官のブラックモア准将は「演習で緊密なパートナーシップを見せることができた。東京では市民との交流も進めたい」と語った。
(産経新聞、共同通信)
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