トランプ米大統領と会見される天皇陛下=10月27日午後、皇居・御所
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天皇陛下は10月27日夜、皇居・御所で約30分、この日来日したトランプ米大統領と会見された。ご面会はトランプ氏が国賓で来日した令和元年以来、2度目。午後6時半すぎ、陛下は車で到着したトランプ氏を御所の玄関前で出迎え、笑顔で握手を交わされた。
会見で、トランプ氏が「安倍晋三首相と信頼関係を構築し、日米関係は大変良好だった。高市新首相と日米関係をさらに強化したい」と語ると、陛下は「(日米)友好の強化に期待しています」と応じられた。
トランプ氏は大統領専用機内で記者団に対し、首相が安倍氏と近い関係だったとして「これは良いことだ。日米両国にとって有益だ」と期待感を表明していた。
また、陛下は会見で米大リーグドジャースの大谷翔平選手について「大統領が高く評価されていることがうれしい」とご言及。トランプ氏が山本由伸投手を念頭に「大谷は確かにすごいが(山本)投手もよかった」と応じると、陛下は「日本人選手が米国社会に温かく迎えられている。日本でも外国人選手が活躍し双方向交流が進んで喜ばしい」と述べられた。
トランプ氏は令和元年5月、メラニア夫人とともに国賓として来日。天皇、皇后両陛下は皇居・宮殿で夫妻と会見し、宮中晩餐(ばんさん)会を主催された。英語の堪能な両陛下は通訳を介さず夫妻と話し込む場面もあり、親交を深められた。
(産経新聞)
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