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鈴木俊一財務相は4月23日の閣議後記者会見で、円相場が対ドルで下落し、1ドル=155円に迫る円安ドル高水準で推移していることについて「過度な変動に対しては、あらゆるオプションを排除せずに適切に対応するという従来の方針は堅持し、市場の動向を見ている」と強調し、さらなる円安防止のために為替介入も辞さない考えを改めて示唆した。
現在の為替水準についての認識を問われた鈴木氏は「為替の日々の動きについて、私がその背景などを解説すると必ず数字に跳ね返ってくるので、コメントは控えたい」と述べるにとどめた。
ニューヨーク外国為替市場の22日の円相場は午後5時現在、前週末比23銭円安ドル高の1ドル=154円80~90銭を付けた。
筆者:今仲信博(産経新聞)