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「スパイの妻」黒沢清監督に銀獅子賞 ベネチア映画祭、北野武監督以来

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イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第77回ベネチア国際映画祭の授賞式が9月12日夜(日本時間13日未明)に開かれ、日本の「スパイの妻」の黒沢清監督(65)が銀獅子賞(監督賞)に選ばれた。

 

黒沢監督が脚本も手がけた「スパイの妻」は、蒼井優(あおい・ゆう)さんと高橋一生(たかはし・いっせい)さんが主演。満州で目撃した恐るべき国家機密を米国で知らしめようとする夫とその妻の葛藤や、大胆で意外な行動を通じて、太平洋戦争を描くサスペンス作品。

 

 

黒沢監督ら関係者は、コロナ禍のため伊ベネチアの会場を訪れることは断念していた。受賞の連絡を受け、黒沢監督は映像であいさつ。「この年になって、こんなに喜ばしいプレゼントをもらえるとは思っていなかった。長い間映画を続けてきてよかったとしみじみ感じている」と喜びを語った。

 

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黒沢監督は兵庫県出身。「スウィートホーム」(昭和63年)で商業映画デビュー。サスペンススリラーで知られ、「CURE」「アカルイミライ」「散歩する侵略者」などの作品で、日常に潜む不穏な非日常性を描いてきた。

 

ベネチア国際映画祭で日本人が銀獅子賞を獲得するのは、60回(2003年)の「座頭市」の北野武監督以来、17年ぶり。

 

最高賞の金獅子賞には、「Nomadland」(クロエ・ジャオ監督)が選ばれた。

 

ベネチア国際映画祭は世界3大映画祭の一つで、コロナ禍の中で開催された初の主要な映画祭となった。

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「スパイの妻」は、日本では10月16日に公開される。

 

 

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