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柔道男子日本代表・井上康生監督から年始ごあいさつ「明るい未来が待っている」

Kosei Inoue

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Japan Forward 読者の皆様
新年あけましておめでとうございます。

 

まず最初に、世界中でCOVID-19と戦っている医療従事者の皆さん、エッセンシャルワーカーの皆さんに心からの敬意と感謝を伝えたいと思います。そして、COVID-19に罹患された方に心からのお見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられた方とその御家族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。

 

昨年は「Japan Forward」に私のインタビュー記事を掲載いただき、ありがとうございました。この私の記事には世界各国から多くのアクセスがあったとうかがい、大変光栄に思っています。これもひとえに、掲載にご尽力いただいた古森義久様、スーザン様ご夫妻のあたたかいサポートと素晴らしい翻訳と、最初のインタビュー掲載先である産経新聞の田中充記者おかげであると思っています。心から御礼申し上げます。

 

さて、冒頭でも触れましたように昨年世界を襲ったCOVID-19パンデミックにより、我々の生活は大きく変わりました。いまなお厳しい状況が続き、我々は制限された生活を余儀なくされています。先が見えないで戦いでは多くの方が不安の中におられると思います。しかしながら、私は2021年は、世界中の人々の英知と努力により、新しい世界が作られていく、その始まりの1年となるのではないかと思っています。困難を乗り越えた先には必ずや明るい未来が待っているはずです。

 

今年は延期になった東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されています。オリンピック・パラリンピックはまさに新しい未来を作る一助となると私は信じています。

 

開催の是非について様々な意見があるのは私も十分招致しています。だからこそ、オリンピック、パラリンピックが開催される意義はどこにあるのか。スポーツに何ができるのか。いま一度、オリンピックの原点、スポーツの本来の意義に立ち返る必要があるのではないかと思っています。

 

勝負の世界ですから、結果を追求することは当然のことですが、我々は勝ち負けを超えたところにあるスポーツの価値を忘れてはいけません。オリンピックは平和と希望の祭典です。オリンピックに関わる我々は世界中にその平和と希望を届けることこそ、大切な使命であると思うのです。

 

そして、無事開催された暁には、オリンピック、パラリンピックを開催して良かったと一人でも多くの方に思ってもらえる大会にできるよう、力を尽くしていきたいと思っています。

 

柔道には「精力善用」「自他共栄」という言葉があります。柔道創始者の嘉納治五郎が残したことばです。

 

この言葉は、柔道修行の目的である「日々の練習によって身体を鍛えることで精神の修養に務めて人格の完成をはかり、社会に貢献すること」を表しています。世界中の柔道家は、ただ試合をするのではなく、このような目的のために柔道をしています。世界が手を携え、COVIC-19と戦っている今こそ、この哲学が求められていると思います。私も柔道家のひとりとして、この哲学を胸に行動していきたいと考えています。
どんなときにも希望はあります。Japan Forward読者の皆様、そして世界中の皆様にとって良き1年となりますよう、心から願っています。

 

2020年1月1日 井上康生

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メッセージを英文で読む

 

Head National Coach of Japan’s Men’s Judo Team, Former Olympic and World Judo Champion, President of the nonprofit Judo foundation, JUDOs Inc.

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