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中国の気球、その真の狙い

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2月4日、米南部サウスカロライナ州沖で、迎撃され落下する中国の気球(右上)。戦闘機とその航跡が見える(左下)=AP

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2月4日土曜日、米サウスカロライナ州沿岸上空で中国の高高度スパイ気球(偵察気球)が米軍機の空対空ミサイルにより1発で「撃墜」された。筆者が出張先ホノルルでたまたま見ていたCNNは、視聴者がスマホで撮影した撃墜の模様を繰り返し流した。保守系FOXニュースも、ミサイルが気球下部に命中し偵察用機材が落下していく鮮明な映像を放映し、同種気球が以前ハワイ真珠湾上空にも飛来した可能性に言及した。

 

中国側は「過剰反応の国際慣行違反」と強く抗議、「民生用気球が誤ってルートを逸(そ)れただけ」と主張するが、信ずる者は誰もいない。事件の全容解明には気球の残骸回収と詳しい調査を待つ必要があるが、今回は太平洋の真ん中で筆者が感じたことを思い付くまま書くことにする。

 

この記事の続きを産経ニュースで読む

 

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筆者:宮家邦彦

 

 

2023年2月9日付産経新聞【宮家邦彦のWorld Watch】より

 

この記事の英文記事を読む

 

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