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「一帯一路」欧州の要塞

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ハンガリーの首都ブダペストにある中国・上海の名門、復旦大学の建設予定地。正面の道路は「ウイグル殉教者通り」と名付けられた (三井美奈撮影)

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米国が進める対中デカップリング(経済切り離し)に、欧州連合(EU)は決して追随できない。ハンガリーの首都ブダペストを訪れ、実感した。

 

目抜き通りを歩くと、中国の商業銀行「中国銀行」と通信大手、ファーウェイ(華為技術)の巨大な看板がそびえていた。そこから約30分、路面電車を乗り継いだ先に上海の名門、復旦大学の建設予定地がある。ドナウ川沿いのキャンパスに約5千人の学生を集め、人工知能(AI)など技術研究の拠点とする計画。中国に接近するオルバン政権の外交の看板でもある。

 

ハンガリーはいま、中国からの投資ブームに沸いている。投資促進庁の担当者は「ファーウェイや中国銀行など中国9社と戦略協力合意を結んでいます。付加価値の高い産業育成を進めるためです」と誇った。欧州各国が安全保障上の理由で、ファーウェイへの規制を強めていることなど「どこ吹く風」という調子だ。

 

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この記事の続きを産経ニュースで読む

 

筆者:三井美奈(産経新聞パリ支局長)

 

 

2023年3月10日付産経新聞【緯度経度】より

 

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