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膨張する地銀の「債券爆弾」 日本に襲いかかる米銀破綻の余波

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破綻した米ファースト・リパブリック銀行(ゲッティ=共同)

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米銀の破綻と金融不安を引き起こした米国の利上げは、日本にダメージを与えるのだろうか。すでに悪影響が出ているのは地方銀行で、調査によると、地銀99行が持つ外国債券などの含み損は昨年12月時点で1・5兆円に達し、同3月時点から9倍に拡大。金利の急上昇で外債の価格が下落したからで、昨年には山形市のきらやか銀行が公的資金注入申請の検討を始め、今年4月、9月をめどに申請することが発表された。今後、日本銀行が拙速な金融引き締めに走れば、日本国債の含み損も膨らみ、地銀の破綻や再編につながりかねない。一方、市場では、暗号資産ビットコインの価格が急騰し、「危機時の〝安全資産〟」として再評価する動きも。今回の金融不安は、金融システムのあり方が変わる第一歩になるのかもしれない。

 

「日本の金融機関は充実した資本基盤などを有している。(シリコンバレー銀などの)破綻が、日本の金融システムの安定に重大な影響をおよぼす可能性は低い」。鈴木俊一財務相は、金融不安が広がり始めていた3月14日の記者会見で、こう話した。

 

しかし、手放しで安心できるのだろうか。

 

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金融事業の支援などを手掛ける日本資産運用基盤グループによると、地銀の持つ外債などは令和3年3月末、5511億円の含み益となっていた。しかし、4年3月末には1627億円の含み損に転じ、12月末、1兆5159億円まで拡大。激しいインフレを抑えるため米国や欧州などが利上げを急いだため金利が上がり、地銀の持つ外債の価格が下がったためだ。

 

 

日本国債も含み損拡大

 

この記事の続きを産経ニュースで読む

 

筆者:山口暢彦(産経新聞)

 

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2023年5月4日産経ニュース【経済24時】より

 

この記事を英文記事で読む

 

 

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