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韓国人被爆者慰霊碑が語るもの

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広島市の韓国人原爆犠牲者慰霊碑前に立つ、在日韓国人2世の権俊五さん。在日本大韓民国民団で被爆者を支援してきた=5月18日(石川有紀撮影)

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広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の際、日韓首脳が平和記念公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑を共に参拝した。この慰霊碑については先年、オバマ米大統領が広島を訪問したときも話題になった。今回はいわゆる徴用工訴訟問題とのからみもあり、韓国では日韓の〝過去〟に対する岸田文雄首相の前向きの姿勢として評価されている。

 

原爆投下で犠牲になった広島在住の韓国人は約2万人というのが定説である。慰霊碑は1970年、地元の在日韓国人団体・民団広島県本部が中心になって建てられた。当初は平和公園の外にあったが、後に日本の一部で「平和公園内にないのは差別だ」という声が上がり、それに韓国側が呼応したため99年になって公園内に移された。

 

広島駐在経験がある筆者は当時の慰霊碑の経緯を知っているが、広島市は平和公園への新たな記念碑の設置を認めていなかった。差別とは無関係で、民団県本部も承知のことだった。それが移転されたのは韓国への配慮であり、〝善意〟からだった。

 

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この記事の続きを産経ニュースで読む

 

筆者:黒田勝弘

 

 

2023年5月19日付産経新聞【緯度経度】より

 

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