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麻薬問題、LGBT論争…米国よりマシな日本

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米ジョージタウン大のケビン・M・ドーク教授

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日本研究の権威、米ジョージタウン大のケビン・M・ドーク教授が産経新聞の取材に応じ、日米の社会性の相違点を指摘した。

 

 

日本人は何かと「アメリカに比べて日本は…」と、自国がいかに遅れているか言おうとする。私はそういう日本人に言いたい。「何を言っているのですか、日本はまだましですよ」と。

 

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たしかにアメリカの方が日本より優れている点はたくさんある。経済力も軍事力も、国際的な影響力もアメリカの方が上だ。しかし、それでも、社会に安定があるという意味で、日本はアメリカに優っている。

 

2015年4月には米東部メリーランド州ボルティモアで、警察に拘束された黒人の死亡をめぐり住民らが暴徒化した(ロイター)

 

アメリカの社会秩序は今、危機に瀕している。

 

日本の街中はどこも概して清潔だが、アメリカの都市部では、表通りを一歩入ると街中にゴミが山積みになっている。家族が崩壊している地域が多く、さまざまな犯罪も増えている。例えば、私が勤めるジョージタウン大学のある首都ワシントンDC。私はDCの中心部に行くのが正直、恐ろしい。若者がドライバーを脅して、車を奪う「カー・ジャッキング」が多発しているからである。

 

彼らは貧しいから車を奪うのではない。犯罪をゲーム感覚で楽しんでいる。つまり、していいことと悪いことの判断がつかなくなっているのだ。社会からモラル、つまり道徳が失われていると言い換えてもいい。

 

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この記事の続きを産経ニュースで読む

 

 

■ケビン・M・ドーク
1960年、米国生まれ。高校時代に長野県上田市に留学。イリノイ州クインシー・カレッジ卒業。シカゴ大大学院東アジア言語文化学部で博士号。専攻は近代日本思想史。麗澤大の国際総合研究機構国際問題研究センター客員教授。著書に「日本浪曼派とナショナリズム」(柏書房)、「日本人が気付かない世界一素晴らしい国・日本」(WAC)など。

 

 

2023年7月30日付産経新聞【The 考】より

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