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[魚ジャパンフェス2023 inお台場]魚介グルメが大集合 注目ブース紹介

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100人前を無料で提供する「とれたて!さばきたて!常磐ものヒラメ丼」 (イメージ)

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全国各地の魚介グルメが大集合する「SAKANA & JAPAN FESTIVAL 2023 (魚ジャパンフェス) in お台場」(主催・同実行委員会)が11月23~26日の4日間、東京都江東区のお台場青海地区特設会場で開催される。東日本大震災からの復興応援を目的に「常磐もの」と呼ばれる福島の魚介を使った料理が味わえる「発見!ふくしまお魚まつり」(主催・同実行委員会)も同時開催。イベントの注目トピックスを紹介する。

 

福島・富岡町の「今」を発信

「とれたて!さばきたて!常磐ものヒラメ丼」

 

東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故から復興の歩みを続ける福島県富岡町が出展し、富岡町の「今」を発信する。初日の23日には、同町の富岡漁港の漁師が取ってきたヒラメを会場に直送。会場のキッチンカーで職人がさばいて海鮮丼にして、100人前を無料で提供。ヒラメの放射性物質の検査の実演も行う。ブースでは26日までの期間中、「語り部」から富岡町の復興の歩みなどを聞くワークショップや同町の豊かな海の魅力を紹介する動画の放映なども行われる。

 

福島県沿岸部の浜通り地方の富岡町は、平成23年3月11日の東日本大震災の津波で大きな被害を受けるとともに、原発事故により全町避難を強いられた。その後、29年4月に一部の区域を除いて避難指示が解除され、住民の帰還がスタート。今年4月には桜並木で全国的に知られる「夜の森地区」を含む特定復興再生拠点区域の避難指示が解除され、これで町の面積の93%で居住ができるようになった。

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津波の被害を受けた富岡漁港も令和元年に再開され、8隻の漁船が帰還し所属。競りは復活していないため、近隣の浪江町の請戸漁港に水揚げしている。今回、富岡漁港所属の漁船が請戸漁港に水揚げしたヒラメを買い付け、会場でさばいて、鮮度抜群で身がピチピチと引き締まった「とれたて!さばきたて!常磐ものヒラメ丼」として、来場者に味わってもらう。

 

100人前を無料提供

 

ヒラメは、「常磐もの」と呼ばれる福島県沖で漁獲された魚介の代表格。餌が豊富な豊かな海で育ったヒラメは、身が肥えていてうま味が濃いのが特徴。ヒラメを買い付ける浪江町の柴栄水産の柴強社長は、「この機会にぜひとも常磐ものヒラメのおいしさを体験してほしい」と話す。

 

同県産水産物の安全性も知ってもらうため、放射性物質検査の実演も行う。同町役場にある食品検査所では、町独自で放射性物質検査を行っている。検査所にあるのと同じ簡易検査機を会場に設置し、さばいたヒラメの放射性物質の検査を行う。

 

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富岡町の海を知る体験ツアーで、88センチの大ヒラメを釣り上げた親子(小塩史人撮影)

 

イベント期間中、ブースでは同町の海の魅力を紹介する。富岡漁港では釣り船「長栄丸」が拠点としており、漁業資源の回復により、大物のヒラメが釣れると人気を呼んでいる。今年9月と11月に、首都圏の親子を招き、ヒラメ釣りなどを体験する「富岡町の海を知る体験ツアー」を実施。子供が88センチの大ヒラメを釣り上げるなど、ツアーの様子を紹介する動画を放映する。長栄丸の石井宏和船長は「釣りを通じて福島の海の豊かさを感じてほしい」と話している。

 

このほかブースでは、語り部による震災伝承活動に取り組んでいる「富岡町3・11を語る会」によるワークショップを実施。震災と原子力災害に見舞われた富岡町の「あの日」と、復興へと歩む「今」を語りと紙芝居で伝える。紙芝居は地元の高校生が行う。同会では「高校生の災害に対する思いを知り、災害について一緒に考える機会にしてほしい」としている。

 

 

試行錯誤重ねたサステナブルな人気名物メニュー

「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼」

 

「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼」(イメージ)

 

魚ジャパンフェスで1番人気を争う名物メニューが、丼から下皿にイクラがぜいたくにこぼれ落ちる「こぼれいくら丼」だ。アラスカシーフードマーケティング協会と大手水産会社の極洋が、アラスカ産紅鮭のイクラを用意。「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼」として販売される。〝紅子〟とも呼ばれる紅鮭のイクラは、一般的な白鮭のイクラに比べ小粒ながらも、ルビーのような色合いで、コクのある味わいと、とろけるような食感が特徴だ。

 

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アラスカ産紅鮭は、手つかずの大自然と豊かな海に育まれた100%天然のおいしさが自慢。さらに資源保護を最優先にしたサステナブル(持続可能)な漁業が伝統的に行われており、資源量も豊富だ。

 

これまで紅鮭の卵は独特の形状のため、ほぐしてイクラに加工することが難しかった。また、独特の風味から主に塩蔵の筋子として食されてきた。一方で、一般的な白鮭やマスのイクラは年によって漁獲量が大きく変動し、イクラ人気で増大する需要に供給が追いつかず、価格も上昇傾向にある。

 

そこで、極洋では資源が比較的豊富で安定的に供給できる紅鮭に着目し、イクラとしての商品開発に乗り出した。長年、魚卵を取り扱ってきたノウハウを生かし、普通にほぐすと、つぶれて液状化してしまう紅鮭の卵を、もみほぐしてイクラに加工する独自の技術を開発。味付けも試行錯誤を重ね、紅鮭イクラの商品化にこぎ着けた。

 

極洋の担当者は「紅鮭のイクラは、これまであまり市場に出回ることがなかった新しい商品。おいしさに加えて、資源保護にもつながる紅鮭のイクラをぜひ味わってほしい」と話している。

 

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〝幻の魚〟を使用 創業50周年の天塩オリジナルメニュー

「プラチナサツキマスのうま塩あんかけうどん」

 

プラチナサツキマスのうま塩あんかけうどん(イメージ)

 

兵庫・赤穂に伝わる伝統的な塩作りの製法を生かした「赤穂の天塩(あましお)」を販売する天塩(東京都新宿区)は、今年で創業50周年を迎えたことを記念し、長年のご愛顧に感謝を込めたオリジナルメニューを販売する。グループで手掛けるブランド魚をメインとした「プラチナサツキマスのうま塩あんかけうどん」は、素材の味を引き出す塩の力を生かした魚ジャパンフェスでしか味わえないオリジナルメニューだ。

 

同社では、江戸時代から赤穂に伝わる「差塩(さしじお)製法」にこだわった塩作りを続けている。原料には、水質の良いオーストラリア西端のシャーク湾の海水を塩田で天日によって濃縮した「天日塩(えん)」を使用。天日塩を赤穂で再結晶させ、海水から塩を採取した残りの液体の「にがり」を加え、赤穂伝統の塩の味を再現している。

 

今回販売する塩あんかけうどんは、〝サーモン界の女王〟と呼ばれるサツキマスをメインに、ホタテや鶏団子をトッピング。カツオと昆布、鶏ガラをベースにしたうま味たっぷりの塩だしが、素材のおいしさを引き立てる料理に仕上げた。

 

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プラチナサツキマスは、グループ会社の赤穂化成が高知県室戸市で、海洋深層水を活用して養殖しているブランド魚。天然のサツキマスは遡上(そじょう)する河川の環境変化で個体数が減少し、〝幻の魚〟とまで言われている。赤穂化成では、サツキマスを安定的に供給できるようにしようと、養殖事業に乗り出し、水温が低く、サツキマスの成育に適した海洋深層水を使った養殖に成功。令和2年に出荷を始めた。

 

天塩の担当者は「肌寒い季節にホッと温まる最高の一杯をぜひ味わってほしい」と話している。天塩のブースではこのほか、塩を利かせたソルティーモヒートやレモネードも販売する。

 

 

宅配サービス「ボンキッシュ」ホタテ消費拡大へ応援

「宮城県石巻産ホタテクリームコロッケバーガー」

 

ボリューム満点の「宮城県石巻市産ホタテクリームコロッケバーガー」。ソースは中華のピリ辛マヨ(イメージ)

 

国産の魚介類を使った上質な冷凍総菜を毎月定額で届ける宅配サービス「Bon Quish(ボンキッシュ)」が、北海道・三陸地域の魚介グルメを集めた「食べて応援!ニッポンの幸」エリアに出店する。販売するのは「宮城県石巻市産ホタテクリームコロッケバーガー」。中国による日本産水産物の禁輸の影響を受けているホタテのおいしさを知ってもらい応援しようと、今回のイベントのために開発した。イベントで先行販売し、12月の宅配サービスにも採用する。

 

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ボンキッシュは、国産水産物の消費拡大を通じて、日本の漁業・水産業の振興に貢献することを目的に、東京電力ホールディングス(HD)とミールキットの宅配サービスを手掛けるファミリーネットワークシステムズ(大阪市北区)が共同で立ち上げた。一流のシェフが監修した本格的な和洋中の魚介料理8品が毎月1回定額で届く。メニューは月ごとに変わり、月額6400円(送料込み)。

 

ホタテバーガーは、宮城県石巻市産の肉厚なホタテ貝柱をたっぷりと使用し、とろけるクリームコロッケに仕上げた。和洋中の3種類のソースから選んで味わえる。ボンキッシュでは、和洋中の一流シェフ3人がメニューを監修しており、今回のソースもそれぞれが担当した。

 

和食の元辻調理師専門学校専任教授の近藤一樹シェフは、赤みそソースを採用。洋食担当の「ビストロ・ダ・アンジュ」(大阪市中央区)の藤井弘シェフは、特製ラタトゥイユを考案。「中華旬彩 西尾」(松山市)の西尾正シェフはピリ辛マヨソースを提案した。

 

ボンキッシュの担当者は、「どのソースもホタテクリームコロッケとバンズにマッチする逸品。食べ応えがあるスペシャルなホタテバーガーを楽しんでほしい」と話している。

 

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鍋料理と一緒に「一杯」味わおう!

サントリー「PSB」がオフィシャルビールに

 

「サントリー」ブースと生ビールを販売する出店者のブースでは、オフィシャルビールとして、「パーフェクトサントリービール(PSB)」を販売する。魚介料理との相性が抜群で、特に、温かい鍋料理と一緒に楽しんでほしい。

 

サントリー「パーフェクトサントリービール(PSB)」のロゴ

 

PSBは、「本格ビールのうまさ」と「糖質ゼロ」という相反する課題の両立を実現したビール。糖質がゼロになるまで酵母の力でじっくりと発酵させ、麦芽の糖質をうまさに変える独自醸造技術を5年かけて開発。同社として初の糖質ゼロのビールが完成した。

 

さらに「ザ・プレミアム・モルツ」で培った醸造技術を結集。麦芽やホップの素材にこだわり、手間ひまをかけた仕込みと天然水醸造により、商品名に込めた「パーフェクトなビール」を作り上げた。

 

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「痛風鍋」(痛風屋)

 

「うまいものには、うまいビールでしょ。」をキャッチコピーに、テレビCMなどで、中華料理や焼き肉、お好み焼きなど、食と一緒に楽しむプロモーションを展開している。魚ジャパンフェスでは、あん肝、白子、カキが入った〝禁断〟の「痛風鍋」など、寒くなる季節においしくなる鍋料理も充実している。鍋料理のお供にPSBを楽しんでほしい。

 

【魚ジャパンフェス2023 inお台場】
主催:SAKANA&JAPAN FESTIVAL実行委員会、発見!ふくしまお魚まつり実行委員会
開催期間:11月23(木・祝)~26日(日)
会場:東京都江東区・お台場青海地区特設会場
入場料:無料(飲食代別途)
出店ブース:約80ブース
詳しくは公式ホームページから

 

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