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狩猟から学ぶ自然との共生 岐阜・郡上市「猪鹿庁」

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くくりわなにかかったイノシシを運ぶ猟師の松川哲也さん(42)。「獣害で荒れていく故郷を守りたいという思いから山に入った。里山の美しい景観を残すことで、多くの人が訪れてくれたらうれしいですね」と話す =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

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シカによる食害やサルなどに農作物を荒らされる野生動物の「獣害」に悩む全国の中山間部では、害獣を駆除する猟師の高齢化やなり手不足が深刻な問題になっている。

 

「これが何だかわかりますか」。落ち葉が積もる山中で、動物が寝ていた痕跡をいとも簡単に見つけた松川さん。イノシシのものだという =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

 

森林が面積の約9割を占め、〝日本三大猪産地〟として知られる岐阜県郡上市では、猟師という仕事への理解を深めてもらおうと、一般参加者が狩猟の知識や技術に触れられる講座やツアーを開いている。

 

エアソフトガンを使用し、銃の構え方を習う受講者。東京から参加したマルティナさん(35)は「捕らえたシカをその日のうちに食べるという、とても貴重な経験ができた。自分の力で食料を得ることは、人生において重要なスキルだと思う」と感想を口にした =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

狩りで得た野生鳥獣の肉「ジビエ」が広く知られるようになり、高タンパク低カロリーな食材として注目されるシカ肉。講座では多様な調理方法も紹介された =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

 

主催する、地元猟師らでつくる団体「猪鹿庁(いのしかちょう)」の安田大介代表(44)は「獣は山の恵み。とって終わりにはしたくない。猟師の立場から里山の保全や、人と自然との共生について考えていきたい」と話す。

 

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狩猟で山に入る際に持ち運ぶ道具などを説明する安田さん =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

 

猪鹿庁は若い世代へ裾野を広げるため、猟師という職業の業務化にも取り組む。狩猟で得た肉の加工、販売までを行う「6次産業化」などを通じ〝食べられる職業〟にしていくことを目指している。

 

狩猟で得た獣の皮をなめし、その感触を確かめる受講者ら =岐阜県郡上市(川口良介撮影)

 

筆者:川口良介(産経新聞写真報道局)

 

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