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「獺祭」旭酒造、日本酒の原材料の品質コンテスト開催

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「最高を超える山田錦プロジェクト2023」が開催され、福岡県のウィング甘木がグランプリ、岡山県の国定農産が準グランプリを獲得した

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日本酒の「獺祭」をつくる旭酒造が、日本酒造りに使われる酒米、山田錦の品質を競うコンテストを開いた。

 

日本人にとって米は特別な作物であり、2000年ほど前に稲作が始まって以来日本は食文化だけでなく、経済も大きく変わった。例えば内戦か終結した江戸時代、大名領地規模も、侍の給与も、“石(こく)”という、当時の米を測る単位だっ日本にとってたくらい、米は大切な存在である。ここ50年ほど、欧米各国料理の影響もありパンも増えてはいるが、最近のおにぎりブーム、日々各地で見られる弁当でも米はやはりメイン食材である。

 

 

その米から作った酒が日本酒であり、その中でも有名なブランドの一つ「獺祭」は、山田錦という酒米しか使わないのである。さらに酒を美味しくするには原料米の品質向上は大きな要素であり、その為にこの取り組みが行われている。

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与審会を通過した6点の山田錦

 

表彰式には日本各地から米農家が集まり、悲喜こもごものシーンが見られたが、生産者と酒蔵が妥協せずに品質向上に取り組む姿はとても美しい。優勝米で醸した酒が高価になるのは当然であるが、農家が本気になって高品質の酒米を作る競争をすれば、獺祭以外にも当然良い影響が出てくるだろう。

 

それで一番得するのは飲み手である。彼らの笑顔の為に、生産者と酒蔵が共に居るのがこのコンテスト、早くこの酒を飲みたいものである。

 

旭酒造のニューヨーク工場が稼働、アメリカでしか販売しない“Dassai Blue”の発売が開始された。近日中に桜井博志会長のインタビューを予定している。乞うご期待。

 

筆者:渡辺幸裕(ギリークラブ代表)

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