Tsutomu Nishioka is a senior fellow and a planning committee member at the Japan Institute for National Fundamentals and a visiting professor at Reitaku University. He covers South and North Korea.

「慰安婦捏造記事裁判」完全勝訴の意義

  元朝日新聞記者の植村隆氏が私を相手に起こした慰安婦捏造ねつぞう記事訴訟の高裁判決が3月3日に出た。地裁に続き私の完全勝訴だった。植村氏は、私が著書や雑誌論文などで同氏の1991年8月と12月の元慰安婦金学順氏に関する記事を捏造と評論した

北朝鮮で権力中枢の党幹部を解任

  北朝鮮の権力中枢で、金正恩労働党委員長の叔父、張成沢氏が2013年12月に粛清されたのとほぼ匹敵する大事件が起きた。党内で強大な権力を持つ組織指導部長が公開の席で解任されたのだ。   2月28日、北朝鮮公式メディアは一斉に、労働党拡大政

「自力更生で制裁を正面突破せよ」と命じた金委員長

    北朝鮮では昨年12月28日から4日間、労働党中央委員会全体会議が開かれた。本来なら党中央委員と同候補の300人で行う会議だが、今回は中央委員候補より下の党、行政機関、軍の幹部が全国から平壌に集められ、傍聴席を埋めたので、約2000人

戦時労働者問題の全体像(下)

    (上)から続く   2.奴隷労働とは異なる姿   次に動員後期にあたる「官斡旋」と「徴用」を概観したい。   「官斡旋」は1942年2月から44年8月まで、同年9月からは朝鮮でも「徴用」による動員が行われた。   「官斡旋」に関する

戦時労働者問題の全体像(上)

    はじめに   韓国の最高裁判所が、日本企業に対して元戦時労働者らに慰謝料として一人1億ウォン(1000万円)を払えとする不当判決を下してから1年が経った。この国際法違反の不当は欠によって日韓両国の外交関係の土台が激しく揺さぶられてい