東京急行電鉄などは5日、新宿・歌舞伎町の映画館「新宿ミラノ座」の跡地などで推進する再開発計画「新宿 TOKYU MILANO」の中心となる高層ビルの概要を発表した。高さ225メートル、地上48階、地下5階で今月中に着工し、令和4(2022)年8月末の完成を目指す。
ビルには映画館や劇場、地下ライブホール、宿泊施設のほか、空港からの連絡バスの乗降場を整備する。隣接する広場とビルの外側に設置された巨大画面が一体となった劇場空間も形成。娯楽と宿泊機能の連動で、夜間観光を楽しむ訪日客らを狙った「ナイトタイムエコノミー」の活性化を狙う。
開発事業部の田島邦晃課長は、「歌舞伎町は文化の厚みがあり外国人客の多く集まる街だ」と話し、7年の大阪・関西万博の開催に向けた「リーディング・プロジェクトとなれば」と期待を示した。
筆者:岡田美月