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「桃源郷」として知られる福島市の名所「花見山」が見頃を迎えた。新型コロナウイルスに関連する規制などがない通常開催は4年ぶり。今年は気温の高い日が続いた影響で、開花時期の異なる花が例年より1週間以上も早く一気に開花、珍しい〝花の競演〟が繰り広げられている。
好天に恵まれた4月2日は、朝から多くの人でにぎわった。正午近くには晴れ間が広がり汗ばむ陽気となり、観光客は薄着になって散策を楽しんでいた。
東京都江戸川区から妻と娘2人の家族4人で訪れた、会社員の男性(38)は「初めて来たがピンクだけでなく、さまざまな色彩があってびっくりした。すごい」と感動していた。
4月2日現在、満開になったのはヒガンザクラ、レンギョウ、ハナモモなど。同市の担当者は「普段は同時に咲かない、早咲きのトウカイザクラと、ソメイヨシノが一緒に見頃を迎えるなど、今年は多くの花が一度に咲いて見ごたえがある」と話していた。見頃はこの週末まで続きそうという。
筆者:芹沢伸生(産経新聞)
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