海水浴客の間近で泳ぐクジラ
=7月22日午前、和歌山県太地町
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和歌山県太地町の海水浴場で22日、体長約3メートルの「ハナゴンドウ」クジラ2頭を放し、泳ぐ様子を間近に見ることができるイベント「くじらに出会える海水浴場」が始まった。町立くじらの博物館の飼育員がカヌーに乗ってクジラを誘導し、海中から顔を出すクジラに家族連れらが歓声を上げた。8月16日まで。
博物館で飼育している2頭を期間中だけ海水浴場内のいけすに移し、午前11時からと午後1時からの1日2回、約15分間ずつ、いけすから入り江に放す。外洋に出ないよう網を張っている。
堺市から家族と来た小学5年の政大和君(10)は「すごく大きくて、かっこよかった。博物館では見たことがあるけど、海の中では初めて」と喜んでいた。
天候やクジラの体調により中止の場合もある。問い合わせはくじらの博物館、電話0735-59-2400。