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産経新聞社発行の月刊「正論」が主催する、安倍晋三元首相の政治的生涯をとらえた写真展が東京タワー(東京都港区)の一階レッドスペースで11月19日に始まった。
会場には産経新聞のカメラマン19人が撮影した写真150点の他に、安倍氏の側近だった自民党の萩生田光一政調会長が提供した貴重な写真も展示している。
東日本大震災の被災地の子どもたちに笑顔を向ける安倍元首相の写真、世界のリーダーたちと談笑する写真、強い眼差しで演説をする写真などがずらりと並んでいる。
安倍氏の長年の友人であり、元首相でもある菅義偉氏は同日、展覧会の開幕にあわせ来場し、「感慨深い思いでいっぱいだ。特に屈託のない笑顔や引き締まった顔、一つ一つ表情があったけども、安倍さん全体が優しい表情に写っているのかなと思った。また、私自身、写真を拝見する中で、多くの仕事をご一緒させていただいたことを、昨日のことのように思い浮かべている。多くの人に安倍さんをご覧になっていただければ、私自身もうれしい」と語った。
初日の来場者は30代から70代までと幅広く、個人での来場や年配のご夫婦の方も多くみられた。
来場したの渡辺さん(76)は「こういういい人に限って先に逝っちゃうよね、とても残念です。安倍元首相と親しかった訳ではないけど、成蹊大学のアーチェリー部にいた友人の後輩だった。虎ノ門ニュースでこのイベントのことを知り、ぜひ初日に見に行きたいと思った」と語った。
安倍晋三元首相の昭恵夫人が11月23日に訪問し会場内の写真を見て回りながら安倍氏とのエピソードなどを語った後、「立派な写真展をありがとうございます。多くの人に見てもらいたい」と述べた。
11月24日には岸田文雄首相が訪れ写真を一枚一枚じっくり眺めた後、「安倍氏と対話しているような気持ちになった。『首相として頑張れ』と励ましてもらったような気もする」と語った。
「不屈の政治家 安倍晋三写真展」は12月1日(木)まで開催中。
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【日時】11月19日(土)~12月1日(木)10時~19時 ※12月1日(木)は16時まで
【会場】レッド イベント スペース(東京都港区芝公園4-2-8、東京タワー1階)
【入場料】1000円(税込) ※中学生以下は無料
【お問い合わせ】産経新聞社正論調査室 電話:03-3275-8924(平日10時~17時)
筆者:フェルナンド・ショーン