
Sergiy Korsunsky, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of Ukraine to Japan, responds to an interview at the Ukrainian Embassy in Nishiazabu, Tokyo on February 10. (© Sankei by Shunsuke Sakamaki)
~~
ロシアの侵略にさらされるウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使は都内で産経新聞の取材に応じ、戦闘機などウクライナが欧米に求める兵器が早期に供与されれば主要な戦闘は今秋にも収束するとの期待を示すとともに、先進7カ国(G7)議長を務める岸田文雄首相のウクライナへの訪問実現を訴えた。

◇
-ウクライナのゼレンスキー大統領は欧米諸国に対し戦闘機や長距離ミサイルの早期供与を訴えている
2月の露軍侵攻当初から、ウクライナが一番求めていたのが長距離ミサイルや戦闘機の供与だった。ウクライナがミサイルで攻撃できる露軍の装備との距離が長くなればなるほど露軍は早く撤退する。私たちは米戦闘機F15、F16の供与も期待している。今は露軍が制空権を持ち、ウクライナは露戦略爆撃機に対抗できない。F15などがあれば可能で、露軍が1年間続けた市民への残虐な殺害行為も止めることができる。
聞き手:黒沢潤(産経新聞)
◇
2023年2月15日付産経新聞【ウクライナ侵略1年 私はこうみる】より