米国サンディエゴで開催されているラクロス男子世界大会で、日本は予選リーグで4連勝を達成してプレイオフ進出を決めた。日本は予選で計70の得点、6失点だった。
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Japan's Junichi Suzuki in action against Denmark in a 2023 World Lacrosse Men's Championship match on June 25 in San Diego. (Hidemitsu Kaito)

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予選で計70得点

 

男子ラクロス世界選手権の予選リーグは6月25日までに終わり、14チーム(シード枠2チーム含む)のプレイオフ進出が決まった。日本のこれまでの成績は、フランス(15対2), ウガンダ (18対0), ウェールズ(14対1) とデンマーク (23対3)で快勝した。

 

デンマーク戦での金谷洸希=6月25日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

立石真也選手と金谷洸希選手がそれぞれ16点を挙げた。両選手は2022年の「ワールドゲームズ」のラクロスで銅メダルを獲得している。金谷選手は2018年のイスラエルでの男子世界大会にも出場した。

 

スタンドの日本応援団=6月25日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

プレイオフ出場の12チームは、オーストラリア、イングランド、ドイツ、ホーデノショーニー(米国東部の先住民族)、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、ジャマイカ、日本、オランダとプエルトリコ。それに米国とカナダのシードチームが加わる。

 

日本は27日(現地時間)にプレイオフでドイツと対戦する。日本はこの大会で4位以内を狙う。

 

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代表選手は平日はサラリーマンとして勤務している=6月25日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

選手は平日はサラリーマン

 

日本代表選手の中に大学生は2人だけ。他の選手は平日はサラリーマンとして働いている。世界大会出場のために2週間以上の長期休暇をとるのは容易ではない。

 

石井ヴィクトール慶治選手は慶應義塾大学4年生だが、世界大会出場のため1年間休学した。今年就職活動をして、来春卒業して自動車メーカーに入社する予定だ。石井選手は「もし今年卒業して就職していたら、初年度でスポーツ大会出場のために有給は取れなかったと思う。だから決心して休学しました。」

 

立石真也選手も平日はサラリーマン=6月25日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

立石真也選手は予選で驚異的な活躍が注目されたが、広告代理店勤務のサラリーマン。勤務先はスポーツ事業も業務内容にあるので理解があり、今回の出場では会社の特別休暇制度を活用した。

 

日本はラクロス世界大会ではこれまで5、6位をうろついてきたが、今回はそのマンネリを脱し、4位以内入賞を狙う。

 

筆者:海藤秀満(JAPAN Forwardマネージャー)

 

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