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逃げ場のない走行中の列車でゾンビが大量発生ー。
わたらせ渓谷鉄道で2日、「ゾンビトレイン2」が運行を開始した。「トロッコわたらせ渓谷号」の1車両が貸し切られ、大間々駅(群馬県みどり市)―通洞駅(栃木県日光市)間で乗客は次々に、何度も襲われる。終わりの見えない恐怖。ゾンビはまた、キレッキレのダンスも披露した。
昨年初めて行われ大好評だったこともあり、同鉄道の運営会社は日光市と群馬県桐生市、みどり市の協力のもと観光需要拡大に向け、乗客増を狙う。ゾンビ役は桐生市立商業高校演劇部とダンス部のメンバーらが中心で、乗客を恐怖の世界へと誘った。
群馬県太田市の村上亜記さん(43)と文菜さん(10)親子は「怖かったけれども、途中で素晴らしい景色も楽しめてよかった」と満足げ。ゾンビ役で参加した桐生市立商業高校3年でダンス部の鈴木結衣さん(17)は「緊張したけど、楽しかった。ゾンビトレインをもっと知ってもらいたい」と話した。
今後は9月1日までの土日に計8回の運行を予定している。事前予約制で片道料金は大人3500円、小人2000円。
筆者:納冨康(産経新聞写真報道局)