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姿勢制御が不能となり、日本初の月着陸を断念した超小型探査機オモテナシは月の近くを通り過ぎ、太陽公転軌道に入った。今後は地球から徐々に離れていくことになるが、「失敗」を糧に、果たした役割は少なくない。また、機能を失ったわけではなく、条件さえ揃えば、来年夏には実験を行える可能性も残る。オモテナシが残した「爪痕」を探る。
注目高まる超小型探査機
「皆さまの期待に沿うことができず申し訳ない」
筆者:伊藤 壽一郎(産経新聞)
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2022年12月25日付産経新聞【クローズアップ科学】より