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「日本最東端・南鳥島(東京都小笠原村)沖でレアメタル(希少金属)が高度に密集する地域が見つかり、来年から実用化に向け大規模な引き揚げ(揚鉱)実験を開始する」―。日本財団と東京大学が6月に行った南鳥島の海底鉱物資源に関する発表は、資源小国日本の将来に新たな可能性を拓(ひら)く明るいニュースとして大きな反響を呼んだ。
経済安全保障を強化
実用化が実現すれば、わが国の経済安全保障は格段に強化され、国を飛躍させる事業に発展することになる。まずは4、5年先の商業化を視野に、開発を推進するモデルとして官産学が幅広く参加するプラットフォームを構築したいと思う。
筆者:笹川陽平(日本財団会長)
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2024年7月26日付産経新聞【正論】より