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犬を飼っている高齢者は、飼っていない人に比べて認知症の発症リスクが低いという研究結果を、東京都健康長寿医療センターのチーム11月が22日までに国際科学誌に発表した。ペット飼育と認知症との関連を明らかにしたのは初めてとしている。
調査は、東京都の65歳以上の男女1万1194人を対象に、平成28年から令和2年までのデータを分析。4年間で認知症を発症した人は5%で、犬を飼っている人は飼っていない人に比べ、認知症になるリスクが40%低かった。
さらに犬を飼っている人のうち、運動習慣がある人や、社会的に孤立していない人の方が発症リスクが低い傾向にあることも分かった。猫の場合は飼育の有無で発症リスクに差はなかった。犬の飼育率は8・6%、猫の飼育率は6・3%だった。