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仙台うみの杜水族館で展示されているアナゴの恵方巻水槽(奥原慎平撮影)
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仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)でのり巻きに見立てた筒からアナゴが顔をのぞかせる「アナゴの恵方巻水槽」が来館者を楽しませている。2月3日の節分の日に合わせ、恵方巻の具材でもあるアナゴが狭い穴にもぐり込む習性に着想を得た。展示は6日まで。
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水槽内につるした長さ55センチ、直径14センチの筒はのりをイメージした黒い網が巻かれ、断面は発泡スチロールで酢飯やマグロ、だし巻き卵などが表現されている。この3本の「恵方巻」の中からすし詰め状態のアナゴが顔や尾びれを出している。
同館は令和2年2月の節分でアナゴの恵方巻水槽の展示を始め、SNS(会員制交流サイト)などで大きな反響を呼んだ。昨年から同じグループ施設の遊園地「八景島シーパラダイス」(横浜市金沢区)でも展示している。
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まじまじと水槽に見入っていた仙台市の大学院生の男性(23)は「ぎゅうぎゅうに筒におさまったアナゴの姿はちょっと怖かったけど、次第にかわいらしくなってきます」と魅了された様子だった。