新宿のビル群に囲まれた都会のオアシス、新宿御苑。この自然の紅葉をクリエイティブ集団NAKEDが演出した夜間のライトアップイベントが、期間限定で始まった。
Gyoen light up 1

NAKED Autumn Leaves event at Shinjuku Gyoen. The foliage of the plane trees has turned beautiful shades of red and gold, November 21, 2023. (©JAPAN Forward by Hidemitsu Kaito)

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都心にありながら自然が豊富な新宿御苑。広さ58ヘクタールの敷地内には、四季に渡り様々な植物や動物など自然が楽しめる。通常は夕方までの開園時間だが、夜間の紅葉ライトアップの企画が実現した。演出を手掛けるのは、クリエイティブ集団のNAKEDだ。NAKEDは2023年春にも新宿御苑の桜をライトアップする演出を手がけた。

 

紅葉ライトアップのイベントは、2023年11月22日から12月3日まで開催される。期間中、18:00から22:00の時間に通常入園料とは別料金で入園できる。

 

入園者に貸し出される提灯。足元を照らして安全に散策しよう(海藤秀満撮影)

 

苑内の3所をライトアップで演出

 

新宿御苑には3つの入退場門があるが、「紅葉ライトアップイベント」の入退場は大木戸門に限られるので新宿御苑公式サイトをチェックしてほしい。

 

今回は苑内の3カ所がライトアップされている。大木戸門から入って最初に出会うのは苑内東のプラタナス並木。全長約200メートルのプラタナスの並木道は、秋に黄金色に染まる新宿御苑の名所でもある。ドラマのロケにも使われ、昼間でも紅葉時は圧巻の風景だ。

 

プラタナス並木のライトアップ=11月21日、新宿御苑(海藤秀満撮影)

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近くには「飲食エリア」が設けられ、スイーツや飲み物を提供している。

 

「飲食エリア」で提供しているカヌレ=11月21日、新宿御苑(海藤秀満撮影)

 

さらに散策を続けると、「モミジ山」のライトアップポイントに到着する。ここでは細かな光の粒が舞うレーザーライトの演出もある。

 

「モミジ山」のライトアップ=11月21日、新宿御苑(海藤秀満撮影)

 

「モミジ山」を抜けると「中の池」に着く。中の池を取り囲み紅葉する木々をプロジェクションマッピングとライトアップが幻想的に照らし出し、水面に美しく反射する紅葉も。広大な自然の先には都心のビルがのぞき、都会ならではの情景が楽しめる。

 

「中の池」のライトアップ。水面に反射する姿も楽しめる=11月21日、新宿御苑(海藤秀満撮影)

 

長かった日本の夏が過ぎ、秋から冬へと時は移ろう。しばし紅葉を楽しもうではないか。

 

筆者:海藤秀満(JAPAN Forwardマネージャー)

 

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