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韓国大法院(最高裁)は10月26日、著書『帝国の慰安婦』で旧日本軍の慰安婦被害者を中傷したとして、朴裕河(パク・ユハ)世宗大名誉教授を名誉毀損罪で有罪とした2審判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻しました。判決は、学問の自由にとって大きな勝利で、歴史的判決だとする評価の声が上がっています。
しかし、朴氏にはまだ民事裁判と同著書に対する仮処分裁判が残っています。民事訴訟に関しては、2016年に有罪判決が出ており、仮処分裁判では、同著書の34項目を削除して再出版するよう命じられています。
大法院判決は今後、他の同類裁判にどのような影響を与えるのかー。
11月21日(火)19:00~の令和アカデミー倶楽部JAPAN Forward 時事講座では、今回の大法院判決や韓国メディアの反応のほか、報道されない裁判の裏話や判決の影響などを、日韓や欧米で慰安婦問題の取材に当たるJAPAN Forwardのソウル駐在記者、吉田賢司氏が解説し、今後の展開を予測します。
オンライン開催です。7日間のアーカイブ視聴ができます。お申込みは令和アカデミー倶楽部の以下のリンクから。
https://reiwa-academyclub.jp/course/post/2965/
【参考の英語記事】
https://thediplomat.com/2023/11/a-turning-point-for-south-koreas-weaponization-of-defamation-laws/
https://japan-forward.com/park-yuha-acquitted-wins-a-crucial-victory-for-academic-freedom/
●ゲストスピーカー:吉田賢司氏
1994年 3月29日、広島県生まれ。パリ政治学院に留学後、米ウィリアム・アンド・メアリー大学で政治学を専攻。日韓歴史問題に関する論文や報告書、書評、動画などを翻訳する。韓国のメディアウオッチ記者のほか、JAPAN Forwardの寄稿者でもある。