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人気書家、金澤翔子さん(38)が揮毫する2024年(令和6年)の「新年の一字」は、「翔」に決まった。米大リーグで活躍し昨年、ドジャーズへの移籍が歴史的な契約額で決まった大谷翔平選手(29)の名前には「翔」が含まれる。今年最も注目される一字となるかもしれない。
今年で7年目となる翔子さんの「新年の一字」は、人々が新型コロナウイルス禍を乗り越え、空高く飛ぶ、力強い未来が到来することへの願いを込めたものだ。翔子さんと、母親の金澤泰子さん(80)の二人で決めた。
朱色や薄紫色の花をあしらった艶やかな着物をまとった翔子さんは、東京都大田区に昨年オープンした自らの画廊に姿を見せ、亡き父親に祈りをささげた後、巨大な筆で一気に「翔」の一字を書きあげた。黒い文字が白い和紙からはみ出して今にも飛び立ちそうな勢いだ。
揮毫し終えた翔子さんは、作品を前に「皆さん、明けましておめでとうございます!ハッピーニューイヤー!」と語った後、「心を込めて書きました。みんなにパワーを送りたいと思います。良い年を迎えてください。画廊にも来てください」と力を込めた。
大谷選手と同じ「翔」の字を持つ翔子さんは最後に、野球界のスーパー・ヒーローに「大谷翔平さん、がんばって。ホームランをいっぱい打ってください!」と述べ、熱い応援のエールを送った。
「光」から始まった「新年の一字」は、「祈」「和」「勝」「飛」「愛」と続いてきた。国内外では数々の深刻な問題が噴出しているが、新年が多くの人たちにとって自由に空高く飛ぶことのできる年となることを心より願いたい。
(JAPAN Forward編集部)