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航空自衛隊は1月16日から、百里基地(茨城県小美玉市)を拠点に、インド空軍と2国間では初めてとなる戦闘機同士の共同訓練を実施する。訓練を前に10日、インド空軍のスホイ30戦闘機が同基地に到着し、歓迎式典などが行われた。
両国による戦闘機訓練は令和元年11月の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で実施合意に至ったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で先延ばしになっていた。日本としては、中国の覇権拡大を念頭に、インドを日米などの陣営へ引きつける狙いがある。
訓練は26日まで行われ、インド空軍からは4機のスホイ30が参加する。約150人の隊員が来日し、展開や撤収のためC17輸送機2機なども入る。空自からは百里基地のF2と小松基地(石川県小松市)のF15がそれぞれ4機参加する。
日本に初飛来したインド空軍のSu-30MKI(春名中撮影)