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関西電力は2月29日、大飯原発(福井県おおい町)で定期検査中の3号機を報道陣に公開した。関電は大飯原発3、4号機について、原発の60年超運転が可能になる新制度の認可申請を全国で初めて行った。脱炭素社会の実現に向けて既存原発の活用は欠かせない。長期運転は技術的には問題ないとみられ、関電は原子力規制委員会による審査の行方などを注視している。
5月の運転再開へ着々
「ご安全に」。3号機の原子炉格納容器などでは作業員らが声を掛け合いながらきびきびと動いていた。関電は2月10日に3号機の定期検査を開始。4月上旬の原子炉起動、5月上旬の営業運転再開に向けて作業を進めている。
筆者:中村智隆(産経新聞)
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2024年2月29日付産経新聞記事より