群馬県伊勢崎市の「小泉稲荷神社」。本殿に向かって隙間なく並ぶ大小さまざまな朱色の鳥居に目を奪われる。
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のどかな農村地帯を走っていると、大小さまざまな朱色の鳥居が目に飛び込んできた。本殿に向かって隙間なく並ぶその姿に、久しぶりに「密」という言葉が口から出た。
平安時代創建と伝わる群馬県伊勢崎市の「小泉稲荷神社」。氏子総代長の田村利男さん(73)によると、鳥居は参拝後に御利益を得た人が奉納したもので、その数は計283本。
以前は木製の鳥居だったので、朽ちた鳥居のスペースに新しいものを建てたことで、大きさが不規則で密な部分ができたそう。ふぞろいな鳥居は人々の信心が作り出した光景だった。
筆者:鴨川一也(産経新聞写真報道局)
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