徳川家の「SHOGUN」をコンセプトにした体験型カフェ「SHOGUN CAFE&EXPERIENCE」が、東京・表参道でオープンした。「SHOGUN」の嗜みとして、居合演武や能舞、書道や茶道などを体験できる。
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体験型カフェ「SHOGUN CAFE & EXPERIENCE」では将軍の嗜みとして居合や能も体験できる=4月22日、東京都港区(三尾郁恵撮影)

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江戸時代を築いた15代にわたる徳川家の「SHOGUN(将軍)」をコンセプトにした体験型カフェ「SHOGUN CAFE&EXPERIENCE(ショーグンカフェ&エクスペリエンス)」が4月22日、東京・表参道でオープンした。徳川家に〝献上〟された地方の特産品が味わえるほか、「SHOGUN」の嗜みとして、居合演武や能舞、書道や茶道などを体験できる。

カフェでは、餅やまんじゅうといった和菓子などを中心に提供。「献上品プロジェクト」として、さまざまな地域の特産品を期間限定メニューとしてラインアップする。

オープン第1弾は、徳川家康が青年期を過ごした浜松市に焦点を当て、同市産の抹茶や、オレンジを使った「柑橘香るマーマレードもち」などが味わえる。さまざまな地域の特産品を扱い、地方創生を支援する狙いもあるという。

2階部分のイベントスペースで武道や能などの伝統文化を現代風にアレンジした体験ができる。料金は90分1万6500円で、居合演武、能舞、装束の着付けの「武・芸セット」、書道、茶道、型染の「芸術文化セット」の2コースが選べる。

体験型カフェ「SHOGUN CAFE & EXPERIENCE」の1階はカフェ&物販エリア。地方創生をテーマにさまざまな地域の特産品などが並ぶ=4月22日、東京都港区(三尾郁恵撮影)

カフェを運営する一般社団法人「日本インキュベーションセンター(JIQ・東京都千代田区)」は260年にわたる代々の徳川将軍による治世を「平和の象徴」と強調。地域や伝統文化の情報発信の拠点としても活用するという。徳川家康から続く徳川宗家の第19代当主の徳川家広氏がエグゼクティブフェローを務める。

米国のゴールデン・グローブ賞で作品賞など4冠を達成するなど、真田広之さん主演のドラマ「SHOGUN 将軍」が注目されている中、JIQの海保学代表理事は「ドラマとのつながりはない」としつつも「ぜひ一緒にやりたい」と相乗効果に期待を寄せた。

筆者:高木克聡(産経新聞)

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